外壁塗装工事では、高圧洗浄の工程があります。
では、この高圧洗浄にはどのような目的あるのでしょうか？
今回は、「高圧洗浄の目的」と「洗浄の流れ」について紹介していきます。

■高圧洗浄の目的

高圧洗浄には外壁に付着した汚れや埃、カビなどを落とし、外壁と塗料との密着を高める目的があります。
塗装を行う前にきちんと高圧洗浄を行わないと、塗料がうまく密着せず、塗りムラができてしまう原因となります。
スマートフォンに保護シートを張る際、事前に埃や指紋を拭き取るのと同じですね。
そのため、外壁塗装工事において高圧洗浄は、絶対に飛ばしてはいけない重要な作業なのです。

■高圧洗浄の流れ

外壁塗装工事は、上記のような流れで行われます。

・足場の設置
・高圧洗浄
・下地処理
・養生
・外壁塗装
・足場の撤去

高圧洗浄の段階では、このような流れをふみます。

・足場の周囲に養生シートを張る
・高圧洗浄機で汚れや古い塗膜を落とす
・落とし残した汚れをすすいできれいにする
・乾かす

高圧洗浄の工程は1日で完了することはなく、完了まで最低でも2日はかかります。
この作業は外壁塗装では珍しく、乾燥以外なら雨の日でも行えるのが特徴です。
なお、コケ・カビ・藻が外壁に付着している場合は、バイオ洗浄が行われます。
バイオ洗浄は洗浄剤を塗布してから、高圧洗浄を行うもので、壁に根を張ったコケ・カビ・藻をきれいに取り去ってくれますが、費用単価は高めに設定されています。工程も増えるため、時間もかかるでしょう。

■まとめ

いかがでしたでしょうか？
高圧洗浄は外壁塗装工事のなかでも、仕上がりを左右する重要な工程のひとつです。
そのため、工程を省くような手抜き工事を行う業者には、十分に注意しましょう。